FVT-airについて
- FVT-airって何?何ができるのか?
- FVT-airはモニタのガンマカーブを「DICOM」に補正することができるキャリブレーションソフトで、汎用モニタをDICOM対応モニタとして利用することができ、医用モニタと同等レベルの画質にすることができます。
また、JESRAのQAガイドラインに沿った試験機能も備えており、医用モニタと同等の品質管理が行えます。画像ビューワではなく、モニタの能力を補正するためのソフトウエアとご理解ください。
- FVT-airのメリットは?
- 汎用モニタを、医療用画像参照用のモニタとして利用できるため、モニタの導入コストを大幅に削減することができます。
- 対応しているOSは?
- 以下のバージョンに対応しています。
・Windows10(日本語版)
・Windows11(日本語版)
センサー接続時にドライバインストール画面が出ない場合もありますが、
ドライバは正常にインストールされております。
- FVT-airはMac OSでも使えるか?
- 対応していません。Windows以外のOSには対応していません。
- キャリブレーションセンサーは必ず買わなければいけないのか?
- センサーはモニタ導入後に定期的に行う品質管理試験で必要になりますので、導入先に最低1台はご購入いただいております。
- FVT-airは全てのモニタに対応しているか?
- 基本的にモニタを選ばずに動作しますが、モニタや環境によっては、キャリブレーションが正常に行えない、満足いく画質を得られない場合があります。当社では購入を検討いただいているお客様向けに、評価環境(デモ版FVT-air、センサー)を貸し出しをしています。購入前にはお客様環境で正常に動作するかご確認ください。
- FVT-airは診断用に使えるか?
- 当社はFVT-airを参照用として使用いただくことを推奨しています。
- FVT-airでJESRA QAガイドラインの試験はできるか?
- はい。FVT-airではJESRA QAガイドラインの試験を実装しており、参照用モニタの基準である「管理グレード2」の試験が実施できます。
*一般的に参照用モニタは管理グレード2に位置付けられている。診断用モニタは管理グレード1で要求基準も厳しい。
- FVT-airは4Kモニタで使えるか?また、4Kモニタはどんな場面で使われているのか?
- FVT-airは4Kモニタでも使えます。使用例としては、その高い解像度を活かしてマンモグラフィー画像のカンファレンス用が一番多く、30インチから55インチのサイズで使われています。他に、高い画質が要求される整形外科や呼吸器科の外来において24インチモニタを縦型で使用したり、手術室において50インチ以上の大型モニタが使われます。
*マンモグラフィー(マンモ):乳癌検査用X線装置。他の装置(CTやMRIなど)で撮影される画像と比べて圧倒的に解像度が高く、画像を見るためには最低5M以上の解像度を持つモニタが必要。
*カンファレンス:狭義で言うと症例検討会。複数の医師が集まって検査画像に基づいて病気を診断したり、治療方針を決めていく会議。時に大勢の人が集まって画像を見る必要があるので、大型のモニタやテレビで画像を見る。
*総合病院にある各科のうち、特に整形外科や呼吸器科ではその診断に精密な検査画像を使用するため他の科と比べて高い解像度のモニタが求められる。
- 薬事法に対応しているか?
- 薬事法の対象外になります。
- FVT-airはノートPCやタブレットPCで使えるか?
- ノートPCやタブレットPC(※)にも対応しています。ただ、ノートPCなどは一般のモニタに比べて明るさ(輝度)が低い傾向にあり、FVT-airでキャリブレーションをしても満足いく画質を得られない可能性があるので注意が必要です。
*タブレットPCはWindowsのみです。iOSやAndroidは非対応です。
- 1つのPCから分配器経由でモニタが2台接続されている構成でFVT-airは使えるか?
- 対応していません。
- 切替器を使って2つのPCに対してモニタが1台の構成でFVT-airは使えるか?
- 対応していません。
- カタログなどを見るとFVT-airはデジタル(DVIやHDMI)接続が推奨のようだが、アナログ接続はどうか?
- 当社ではDVIもしくはHDMIでの接続にて使用いただくことを推奨していますがアナログ接続が必要な場合は、デモキットにて動作をご確認ください。
- 医用モニタにFVT-airを使えるのか?
- 他社様が販売している専用の医用モニタはDICOMカーブなどの医療専用のスペックをモニタ内部に搭載しており、FVT-airは必要ありません。
- 液晶モニタであればなんでもFVT-airで画質が良くなるのか?
- 画質が良くなるファクターとして、DICOMカーブのガンマ値を持つことと、モニタの明るさがあります。前者はFVT-airでカバーできますが、後者の明るさはモニタの性能に依存するため、明るさの低いモニタを使用すると期待する画質が得られません。
- FVT-airはテレビでも使えるのか?
- 使えます。テレビはモニタと比べて明るさが出ない傾向がありますが、カンファレンスや手術室用には問題ないレベルだと思います。
- FVT-airでモニタの輝度を上げられるのか?
- モニタの限界値以上に輝度を上げることはできません。
- 電子カルテ用モニタにFVT-airを使えるのか?
- FVT-airは動作しますが、電子カルテ用のモニタは一般的に解像度や輝度が低いので画像を見るには適しません。
- FVT-air + 汎用モニタで画質は大丈夫なのか?
- 画質を決める大きなファクターとなる、液晶パネル、輝度、ガンマ値(DIOCMカーブ対応)において、専用メーカの参照用モニタと同等を実現しております。また、実際に過去導入した病院様においては、必ず専用メーカと比較した上で画質についてご納得をいただいております。
- グラフィックスボードは必要なの?
- 最近のPCであればオンボード(PC内蔵)のグラフィックスで大丈夫です。ただ、アナログ(VGAとも言う)接続は推奨してませんので、デジタル(DVI、HDMI)で接続する必要はあります。解像度が高いモニタを使用する場合は、基本的にグラフィックスボードの装着を推奨します。
- FVT-airの保証期間は?
- ソフトウェアの瑕疵保証期間として1年としています。この間の不具合は原則無償で対応いたします。
- FVT-airのバージョンについて
- 2018年11月末に、FVT-air Ver 3.0.0.0がリリースされました。
バージョンアップにつきましては、ご購入いただいた販売店までご連絡ください。新しいバージョンのFVT-air(Ver 3.0.0.0)での変更点は以下になります。Windows10対応:-
- 特定環境のWindows10上で、FVT-air Ver 2.x.x.xを使用し、キャリブレーションを実行すると、画面が白くなる現象に対応しております。
現象が確認された場合は、LUT補正をOFF(キーボードショートカットの初期設定はCtrl+ALT+Lに設定されています。)にし、FVT-air(Ver 2.x.x.x)をアンインストールしてから、FVT-air(Ver 3.0.0.0)のインストールをお願いいたします。
変更:
-
- ・使用許諾を変更しました。
-
- ・使用マニュアルを一部変更しました。
-
- ・アイコンのデザインを刷新しました。
-
- ・対応OSを変更しました。
-
- ・FVT-airをインストールしたとき、デスクトップにショートカットの作成をしないように変更しました。
-
- ・センサー選択画面で非対応センサーを選択できないように変更しました。
- ・その他、軽微な不具合対応を行いました。
-
- ライセンスの申請後、どれくらいでライセンスファイルが発行されますか?
- 2営業日以内に発行いたします。営業時間外のライセンス発行は致しかねますのでご了承ください。
営業時間 9:30 ~ 18:00(土日祝・当社指定休日を除く)
- Windows10で、FVT-airは使用できますか?
- Windows10(バージョン1803以降)でご使用の場合、お手元のFVT-airのバージョンが3.0.0.0以降であることをご確認ください。
※Windows10(バージョン1803以降)に対応しているFVT-airは、バージョン3.0.0.0以降となります。バージョン2.x.x.x.は、動作保証対象外となります。
※Windows10(バージョン1803以降)でFVT-air バージョン 2.x.x.x.を使用すると、一部の環境にて、キャリブレーション実行後に画面が白くなる現象が確認されています。
FVT-air バージョン3.0.0.0は、この現象に対応しております。
- Windows10のバージョン確認方法は?
- [スタート] ボタンを選択し、[設定] を選択します。
[設定] で [システム] > [バージョン情報] の順に選択します。
- FVT-airのバージョン確認方法は?
- FVT-airを起動し、「設定」ボタンを押下すると表示されます。
▶︎ その他の製品については、こちらです。