株式会社リアルビジョン

日本海員掖済会長崎病院

2013年2月7日

掖済会長崎病院は1902年に創立し100年以上の歴史を持つ病院です。所在地の樺島町は長崎港に近く、長崎くんちの出し物「コッコデショ」の踊町として有名です。長年「船員さんの病院」として親しまれてきましたが、現在は船員及びその家族の皆様はもとより、地域住民の皆様にも広く親しまれるようになっています。今後も地域の皆様の健康、社会福祉に貢献すべく、より一層医療の充実を図ってまいります。
◎名 称:日本海員掖済会長崎病院
◎所在地:長崎県長崎市樺島町5-16
◎開設者:社団法人 日本海員掖済会
◎病院長:松尾 罣
◎創 立:明治35年11月
◎診療科:27診療科
◎病床数:158床
◎サイト:http://ekisaikai-nagasaki.jp


掖済会長崎病院は、長崎市の中心部、長崎港近くに立地する中規模病院であり、船員のための医療機関として100年以上の歴史がある。現在は地域の医療機関としての役割も果たしており、27診療科158床で運営されている。


導入の経緯は

2年前(平成20年)の電子画像管理加算の変更に伴い、放射線部としてフィルムレス化の希望を出してきた。さらに今年になりDPC参入が決定したことにより、春頃からフィルムレス化への実際の取り組みを開始し、7月から稼働を開始した。導入については、放射線部に任せられていた。放射線部では、今後の運用に関してモニタ管理を重視していた。「国の定める電子保存の指針」に従ったフィルムレス化を行おうとすると、選択肢はあまり無く、国内大手メーカーの製品を想定したが、予算の面で課題があった。この時点でインターネット等で以前から名前は知っていた 当社に相談をすることにした。検討に際して医師が一番重要視していたのは、モニタの表示輝度であり、特に呼吸器や整形外科での一般X線写真の参照に関して、医用高精細モニタとの差が懸念されていた。モニタ管理や表示輝度を念頭に置いてFVTセットのデモンストレーションを実施し、医師の方々の確認を得た上で導入に踏み切ることが出来た。

ここで使用されています

今回導入された表示装置は、病院内でデジタル医用画像参照が必要な部門全てに設置されている。基本的に全てのデジタル医用画像を今回導入したモニタで表示しており、確認が必要な場合のみ放射線部に設置された高精細モニタを使用している。これは、呼吸器科や整形外科などでも同様である。FVT HP SET(20セット)は、全ての診察室と一部の手術室にも設置されている。大画面セット(3セット)は、手術室と看護ステーションに設置されている。手術室での設置には、パソコンも搭載できる専用キャスターを使用しており、移動も容易にできる。

FVT製品の利点は

今回の導入で重要だったのは、モニタ管理機能と、表示輝度だった。FVT HP SETには、標準でモニタ管理ソフト(LumiCal Advanced Client)が付属しており、JESRA準拠のモニタ管理が出来る。輝度キャリブレーションから運用のための各種試験を行い、ログを残すことで、診断及び参照のための「正しいデジタル医用画像表示」を実現することが可能である。
また、今回導入した日本HP社製の24インチワイド液晶モニタは、デフォルトの輝度値が比較的高く、輝度キャリブレーション後には、350カンデラ以上の表示輝度を実現している。三菱電機製の42インチ大型液晶モニタも700カンデラの表示輝度を実現しており、いずれも医用高精細モニタに迫る性能となってきている。

FVT HP SETは24インチワイド!

今回FVT HP SETのモニタとして導入したのは、日本HP社製の24インチワイドで、2.3メガピクセルまでの表示が可能な汎用液晶モニタ(ZR24w)である。液晶パネルは、広視野角のIPS方式である。特に評価が高いのがその大きさである。24インチワイドのモニタを使用することにより、通常の高精細モニタよりも大きな画面での参照ができるのは、使用者にとって大きな魅力となっている。24インチワイドモニタを縦表示で使用すると、従来のフィルムより大きなサイズで表示できるし、横表示での使用でも、2枚の画像の表示に耐えられる。
コストパフォーマンスでは、24インチワイドモニタで、国内大手メーカーに価格・性能ともに上回っているとの評価を頂いている。その時々での最新の汎用モニタを使用することが可能なFVT製品では、モニタの劣化時(バックライトの経年変化など)にモニタだけの交換で対応でき、常に最新モニタの性能及び機能を利用できることも利点である。

大画面セットは大変重宝

FVT大画面セットは、1台は手術室の一つに、2台は病棟に設置してある。「カンファレンス用としては大変重宝している。
特に患者さんへの説明に有効である。42インチを導入したがもっと大きくても良かったかもしれない(熊谷副病院長談)。」手術室での使用に際しては、大きな画面サイズによる手術中の可視性の高さ、表示輝度の高さ、そして画像を次々と参照可能な使い易さで、手術をサポートする。

モニタ管理機能を重視

同病院の放射線部では、デジタル医用画像の表示の品質管理に非常に前向きに取り組もうとしている。医療用モニタの輝度キャリブレーションを含むモニタ管理については、モニタメーカー間でもサポートが限られる。その点FVTシリーズには、モニタ管理ソフトが標準添付されており、容易に適切な医用画像の表示品質を維持することが出来る。FVTシリーズでは、汎用のPCモニタや大型液晶モニタを使用するため、それらをDICOM対応にする必要があり、輝度キャリブレーションは特に重要である。オプションのネットワーク管理ツールと併せて使用することにより、病院内のネットワークに接続された全てのモニタを管理することも可能となる。これらのツールを利用して、同病院では、モニタの管理を強化し、デジタル医用画像参照における、品質や一貫性を担保してゆく考えである。


副院長 熊谷謙治氏
◎整形外科

病院の方々にFVT製品に対する印象を伺った。

放射線部で今回の導入をまとめた西村主任技師からコメントを頂いている。「予算内で収まり、当初計画していたより台数も増やせた。当初予定していた21インチのモニタサイズを24インチワイドにできたばかりでなく、手術室用については、当初予定の21インチが、42インチの大画面モニタにすることができた。また、FVTにはモニタ管理ソフトも標準添付のため、キャリブレーションセンサーの追加だけで、すべてのモニタ品質管理ができるのもありがたい。さらに、日本HP 社の24インチワイドモニタには、3年間保証が提供されているため、不良が発生した場合もオンサイトサービスが利用でき、手間もかからず安心である。導入に際して、医師よりモニタ輝度についての懸念があったが、必要に応じて画像条件を変えて観察ができるため、これまでのところ問題なく運用できている。
何よりも、撮影終了後、フィルム搬送を待たずに診察室や病室で画像参照が可能となり、簡単に過去画像との比較表示や、関心領域を任意に拡大したり、明るさやコントラストを変えたり、画像処理条件を変更したりして観察ができるようになったことの利点は大きい。FVTセットの導入は、当院のような中規模病院にとって費用対効果からも、臨床、業務、経営の三面で非常に有用であり、最良の選択であった。」また、副病院長である整形外科の熊谷医師からは、「全般的に画面が大きくて綺麗に見える。手術室及び病棟に設置した大画面モニタは大変重宝している。看護師への教育にも役立てられる。表示端末は数がないと話にならないが、充分な台数が確保でき、救急外来でも診察室でも病棟でも手術室でも同じ画質の画像を参照できるようになって大変便利である。」との評価を頂いている。



FVT-air:FVTシリーズ 岐阜社会保険病院
FVT-air:FVTシリーズ
岐阜社会保険病院