株式会社リアルビジョン

岐阜社会保険病院

2013年2月8日

岐阜社会保険病院は、健康保険制度の普及を目的として、昭和21年5月に健康保険土田病院として開設されました。その後健康保険東濃病院、岐阜社会保険病院と改称され、可児市内における市民病院的な役割を担う病院として現在に至っています。その間に健康管理センター、介護老人保健施設を併設し、「保険予防・医療・福祉」と包括的医療が提供できる地域の基幹病院をめざし、きめの細かい医療サービスの提供に努力しています。病床数250床、18科の規模の病院であり、外来数、手術件数、心臓カテーテル件数等は病床数に比較して多く、また集中治療室もあり、侵襲の大きな手術後の患者やその他の重症患者を治療、管理しています。医療、保健予防、福祉サービスの総合医療施設として地域に貢献しています。
◎名 称: 岐阜社会保険病院
◎所在地: 岐阜県可児市土田1221番地5
◎開設者: 社団法人全国社会保険協会連合会
◎病院長: 岸田 喜彦
◎創 立: 昭和21年5月
◎診療科: 18診療科
◎病床数: 250床
◎サイト: gifushaho-hp.com


導入した表示装置の構成
・FVT200-24インチワイドモニタ(DELL社製U2410)セット34台
・FVT250-42インチ大画面モニタ(三菱電機社製MDT421S)セット6台
・WIDE社製2Mモノクロ高精細モニタ(IF2002MP)20台
合計60台

岐阜社会保険病院は、地域医療の中核を担う病院として、開設以来60年以上の歩みを続けてきた。18診療科、250床の病棟の他に、健康管理センターや介護施設、訪問介護ステーションを併設した、地域の基幹病院としての重要な機能を果たしている。今回の機器導入は、フィルムレス化の一環として行われたものであるが、合計60台の表示装置を新たに導入したことにより、病院内の全ての必要な箇所でデジタル医用画像の参照が可能となった。今回リアルビジョンの表示のソリューションに関して、伊藤副院長をはじめ、放射線部や企画情報室の方々に導入しての印象や課題を伺った。


導入の経緯は

今年2月(平成22年)の電子カルテの導入に併せて、フィルムレス化に伴う、医用画像参照システムの充実を図るため、新たに上記の表示装置を導入した。予算内で最大のモニタ台数を確保することを目標として機種選定に入ったが、その過程で当社の製品群がクローズアップされた。ブランドイメージはこだわらなかったことと、コストパフォーマンスが優れていたことにより、評価を行う段階に進められた。評価に関しては、企画情報室の主催による院内でのデモ会を行い、医師および放射線技師の方々が、他社製品を含めて評価を行った。リアルビジョン製品の評価結果は、極めて良好であり、最終的な導入に至った。結果として「充分な台数の表示装置の確保ができた(伊藤副院長)」。

ここで使用されています

今回の表示装置は、病院内で画像参照が必要な部門全てに設置。WIDE社の2Mモノクロ高精細モニタ(20台)は、読影室と診察室の一部に設置。モノクロ高精細モニタは、呼吸器や整形などの特に高輝度表示が重要な診療科の医師からの要望に基づいている。FVT DELL SET(34セット)は、診察室とナースステーションに設置されており参照用として使用。大画面セット(6セット)は、6カ所ある手術室全てに設置。パソコンも搭載できる専用キャスターを使用しており、移動も容易(最下段写真)。

FVT製品の利点は

FVT製品の利点は、まずそのコストパフォーマンスの高さにある。参照用端末にしても、大画面モニタにしても、それにより導入台数を増やせる意義は大きい。岐阜社会保険病院においても当初の計画では、2Mモノクロ高精細モニタと1Mカラー参照用モニタを合計30台程度導入予定であったが、最終的には、高精細、参照用を併せた台数は、倍近い54台を導入することができ、さらに全ての手術室に42インチ大画面モニタを設置することもできた。
また、FVT製品では、モニタの劣化時(バックライトの経年変化など)にモニタだけの交換で対応できる他、常に最新の性能及び機能を持ったモニタを利用できることも利点である。

FVT DELL SETは画面が大きい!

今回FVT DELL SETのモニタとして導入したのは、DELLの24インチワイドで、2.3メガピクセルまでの表示が可能な汎用液晶モニタ(U2410)である。IPSパネルを使用し、ポートレイト表示が可能なこのモニタは、FVT200との組合わせて、参照レベルを超えた医用画像表示が可能となる。特に評価が高いのがその大きさである。
24インチのモニタをポートレイト表示で使用することにより、通常の高精細モニタよりも大きな画面での参照ができるのは、使用者にとって大きな魅力となっている。実際にほとんどの高精細モニタは、20インチ前後であり、手術室用モニタなどを除いて24インチワイドの製品はない。また、FVT製品では、カラーモニタが使用されているため、モノクロ画像だけでなくカラー画像の参照にも使用できる。特にCTやMRIなどのモダリティからのデータによる彩色された3次元表示やカメラ画像表示、さらには一般アプリケーションなどの使用も想定されるため、カラー画像表示が同一モニタ上で行えることのメリットは大きい。

WIDEモニタについて

今回、2Mモノクロ高精細モニタは、読影室での診断用途や、高輝度表示が求められる呼吸器や、整形の診療室にも導入された。一般X線写真の参照時に、最大輝度領域でのウインドウレベリングを行った時などにその性能が発揮される。
WIDE社の高精細モニタは、ワールドワイドでの実績の通り、高精細モニタとしての機能を充分に果たしている。このように岐阜社会保険病院では、それぞれの医師のニーズや、用途、モダリティの種類により高精細モニタが選択され使用されている。

大画面セットは明るい

では全ての手術室に設置されたFVT大画面セット(LumiImager)はどうだったのか。「輝度が高い表示が実現できており、評判はすごくいい(伊藤副院長)」と言われるように、大型液晶モニタの高輝度特性を評価している。全てキャリブレーション済で出荷されるFVT大画面セットは、確実なDICOM表示を手術室でも行えるようにした。


副院長 伊藤貴彦氏

伊藤副院長にFVT製品に対する印象を伺った。

伊藤副院長によれば、「デジタル化したことのメリットは、大きかった。例えばデジタル画像を複数の医師で共有して参照することができるようになった。電話などを使えば院内の離れた場所でも、同一の画像を参照、検討することも可能になり効率も良い。」また、岐阜社会保険病院では、既に高速マルチヘリカルCT(64スライス)を導入しており、短時間で最高レベルの検査を提供している。これに伴い周辺病院からの検査にも対応するなど、CTの検査件数が増えているが、今回のデジタル化により、最新モダリティに対応した画像参照環境も完備されたことになる。画像診断の増加、特にCT、MRIなどを使用した検査の増加は、参照する画像の数が急速に増大し、効率的な参照はデジタル化に頼らざるを得ない。今までのシャーカステン+フィルムの組合せには利点も多かったが、低解像度の画像を大量に吐き出すモダリティには対応できなくなっている。このような環境では、参照用の充分な台数の画像端末を用意し、利用することが必要で、その意味では岐阜社会保険病院の導入事例は、デジタル化の流れにそったものであると言える。



WIDE社の高精細モニタ
(←左写真:手術室内)
LumiImager:大画面セット


日本海員掖済会長崎病院 群馬大学医学部附属病院
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群馬大学医学部附属病院