株式会社リアルビジョン

製品導入事例

東京教職員互助会 三楽病院

病院プロフィール 第一に父母が揃って健在で兄弟に事故がないこと、第二に自らを省みて天地に恥じることがないこと、第三に天下の英才を集めて教育をすることで、人生の真の楽しみは世俗的な栄誉ではないとする、孟子の「三楽」が病院名の由来。経営母体は東京都教職員互助会であるが、一般の患者の診療にも積極的に取り組んでいる。平成14年度から電子カルテ化を推進、医療機関同士のネットワーク化や患者への医療情報提供の迅速化などに努めている。 ◎所在地:東京都千代田区神田駿河台2-5 ◎TEL:03-3292-3981 ◎外来患者数:1日あたり約980人 ◎病床数:270床 汎用ディスプレイで高精細画像表示を実現! フィルムレス化を低コストで快適に支援するリアルビジョンのFVTシリーズ 2008年9月1日よりフィルムレス運用を開始した三楽病院。現場の医師からは高精細な画像を表示を求められるが、院内のすべてのディスプレイを高精細ディスプレイにするには莫大な費用が発生する。そんな問題を解決してくれたのが、比較的安価な汎用ディスプレイで高精細画像表示を可能にする、リアルビジョン社製FVTシリーズ。病院の経営面を支える事務の方々と、実際に画像を見て診療されている医師に、FVTシリーズによる効果を語っていただいた。 汎用PCモニタで DICOM画像を参照 2008年4月1日の診療報酬改定により、電子画像管理加算が新設され、一般撮影のデジタル映像化処理加算が減点されるなど、医療現場のIT化が促進される中、三楽病院ではPACSを導入し9月1日よりフィルムレス運用を開始した。 社団法人東京都教職員互助会三楽病院 経営戦略部長 総合健康センター事務長兼務 総務課長(事務取扱) 中村明良氏 現在、CT、MRI、血管撮影装置、一般撮影装置、マンモグラフィ、内視鏡の装置がフィルムレスで運用され、超音波、眼底カメラも今後フィルムレス化していく予定だという。「フィルムレス化にあたり、PACSなどの導入コストは大きいですが、フィルムでは今後加算がつかなくなってしまう。将来的な費用対効果を考え、フィルムレス化に踏み切りました」と中村氏。 「FVT」導入のきっかけ フィルムレス化にあたっては、医師たちからはPACSの画像を高い質を保った状態で見たいとの要望があった。コストは抑えたいが質は落としたくない。そこで中村氏はインターネットでこの問題を解決してくれる製品を探し、リアルビジョンのFVTシリーズを探し当てた。「INFINITT社製PACSの画像が、JPGの参照画像ではなく原画像がそのまま表示されるため、なるべく良い質で見てもらいたいと思い、ディスプレイもいろいろ探しました。 社団法人東京都教職員互助会三楽病院 業務改善課 業務改善係長 用度係主査兼務 ネットワーク・サーバ管理者 長谷川 弘氏 読影医に「FVT200」を繋いだディスプレイの画像を見てもらったところ、『参照レベルを超えた画質だ。診断には至らないにしても診療には十分耐えられる』という意見をいただきました。これなら十分という医師たちのお墨付きを得て、汎用ディスプレイに「FVT200」を組み合わせての導入に踏み切ったのです」と、現場の医師の評判が非常に高かったことが、FVTシリーズ導入を最終的に決定したポイントだと、長谷川氏は語る。 短期間で、 簡単な導入手順 三楽病院では、3月に試験用の「FVT200」5台を導入し、3月中に読影医による確認を行ってもらい了承を得た。9月1日からのフィルムレス運用開始に向け、7月8月で45台の「FVT200」をディスプレイとともに各診察室に設置してきたという。 社団法人東京都教職員互助会三楽病院 業務改善課 業務改善係主事 IT化経営革新本部員兼務 辛島裕貴氏 「キャリブレーションの設定が、はじめの1台だけ設定すれば、あとはすべてコピーできるので、とても助かりました。45台すべてに1から設定していくのでは、とても時間がかかりますから」、「おかげであまり人手をかけずに、スピーディーに設置できました。それからFVTシリーズは場所を取らないし、外付けで取り付けが簡単です。いちいち中に付けるボードではなく、USBで接続できるので電源も取らなくて済みます」と、辛島氏、中村氏は導入の簡便さを語る。 FVT運用の実際 放射線科の読影室と検診の読影室には高精細ディスプレイを導入しているが、各診療科の診療室は、すべて汎用ディスプレイと「FVT200」を設置した。現場の医師が診療に満足できる品質を実現するFVTシリーズ。コストの面でも満足度は高い。 「高精細ディスプレイを導入した場合と比べ、かなり値段は抑えられます。高精細ディスプレイでは2枚揃えると100万円ぐらいはかかります。また、高精細ディスプレイはサイズが大きいため場所の問題もありますし、導入後のメンテナンスにも費用がかかります。そうした点も考慮すると、「FVT200」の導入でかなり低コストにフィルムレス化が実現しました」と中村氏。使用しているディスプレイは主にSAMSUNG社製SyncMaster 940UX画。面の回転台が付いていて患者さんにも見せやすいこと、コントラスト比と輝度が汎用ディスプレイとしては高いことが選択のポイントとなったという。現在「FVT200」の導入数は77台。また、手術室に導入準備を進めている52インチの大型ディスプレイがが入り次第、「FVT250」も追加導入するという。 社団法人東京都教職員互助会三楽病院 院長 瀬戸山隆平氏 瀬戸山院長に聞く、FVTの使用感 ー実際に診察室で「FVT200」を接続したディスプレイを使用されていて、画質はいかがでしょう。 「電子カルテで見ている通常のPCディスプレイと比べると、とてもきれいです」 ー患者様の反応はいかがですか。 「驚かれたり、喜んでいただいたりしています。例えば画像を拡大して見てもあまり画像が崩れません。現場の医師たちからも大変好評で、画質には満足しています」 ーフィルムの頃と比較して、ディスプレイでの画像表示は簡単でしょうか。 「フィルムレスに慣れるまでは、一覧性が若干気になった時期もありましたが、今は問題はありません。現在は画面に分割して出したりする切り替えが早いので、そういった意味では簡単になりました。シャウカステンはほぼ不要と言いますか、フィルムレス化への移行がうまく成功したと思っています」 ー今後、リアルビジョンに期待することは何でしょうか。 「画像としては現状に満足しています。こうしたシステムには当然寿命があるわけですから、その経済性がどうなのかというのは気になりますが、画像そのものに関しての注文はありません」 これが「FVT200」だ! 汎用ディスプレイのガンマ2.2をDICOMガンマカーブに変換することで、高精細な画像を表示。写真からも分かるとおり、コンパクトで診察室の机上にもすっきり配置できる。USBで接続も簡単。


群馬大学医学部附属病院

群馬大学医学部附属病院は、昭和18年に創設された前橋医学専門学校の附属医院として医療活動を始めました。現在は、群馬大学医学部の附属病院として、先端医学の研究開発、次世代の医師および研究者の教育、そして地域の中核病院、高度医療施設としての役割を担っています。がん拠点病院、肝疾患拠点病院としての機能を持つ他、併設の重粒子線医学研究センターを使用しての高度先進医療などに取り組んでいます。32診療科、715床、1日あたりの外来患者数1800人以上の規模を持つ総合医療機関であり、下記の基本方針のもと、患者さん中心の医療を推進しています。 ◎名 称:群馬大学医学部附属病院 ◎所在地:群馬県前橋市昭和町3-39-15 ◎病院長:石川 治 ◎創 立:昭和18年4月 ◎診療科:32診療科 ◎病床数:715床 ◎サイト:http://hospital.med.gunma-u.ac.jp 導入した表示装置の構成 ・FVT200-22インチモニタ(DELL社製2208WFP)セット71台 ・FVT250-46インチ大画面モニタ(三菱電機社製)セット1台 群馬大学医学部附属病院は、32診療科、715床の規模を持つ地域の中核病院であり高度先進医療施設である。今回の機器導入は、参照用画像表示の改善のために行われたものであり、合計72台の表示装置を新たに導入した。これにより、従来から不満のあった、画像表示品質が改善され、より良好なデジタル医用画像参照が可能となった。今回リアルビジョンの表示のソリューションに関して、放射線部の天沼准教授 に導入しての印象や課題を伺った。 導入の経緯は 群馬大学医学部附属病院では、電子カルテやPACSによるフィルムレス環境の構築は、地域の中核病院として早期から順次進められてきた。しかし、表示装置については、全ての端末を医用画像の表示に最適なものにすることはできず、外来診療室や看護ステーションなどでは、PC用汎用モニタを使用して画像参照も行われてきた。例えば外来診療室では、2台の17インチ1Mカラーモニタを端末ごとに2台設置し、1台は電子カルテ用に使用し、もう1台を画像参照用として使用するケースが多かった。現場の医師からは「医用画像参照用としては充分ではない、見にくい」などとというクレームも出てきたため、フィルムレス環境の改善を行う目的で参照用モニタの選定に入った。その中で放射線部の担当者から「FVT200とDELL製モニタを組合わせたFVT DELL SETはどうか」のと提案があり、他社の参照用モニタ製品との評価に基づき、表示品質とコストパフォーマンスの観点から、FVT DELL SETの導入が決定された。導入評価においては、各社から提案された数通りの構成パターンを準備し、使用する方々がどの組合せなら許容できるかという観点から検討を行った。同病院は、規模が大きいため、端末の数も多く(病院全体では約400台程度)、表示装置あたりの価格の影響は大きい。このため、コストパフォーマンスが高い当社の製品が採用された。 ここで使用されています FVT DELL SETは2009年3月に、大画面セットは2009年9月に導入された。FVT200と22インチのDELL製汎用モニタを組合わせた71台のFVT DELL SETは、外来診療室と看護ステーションに標準構成として設置され、医用画像の参照用モニタとして使用されている。一方FVT250と46インチの三菱電機社製業務用モニタを組合わせた大画面セットは、ICU内に設置され、医師のカンファレンス用として使用されている。大型液晶モニタは、専用のスタンドに設置され、移動することも容易である(最下段写真)。 FVT製品の利点は FVT製品の利点は、まずそのコストパフォーマンスの高さにある。参照用端末にしても大画面モニタにしても、それにより導入台数を増やせる意義は大きい。群馬大学医学部附属病院においても限られた予算内で必要となるかなりの台数を確保する必要があったため、導入台数全体で見た場合のFVT製品のコストパフォーマンスが評価された。また、FVT製品の利点としては、画面の大きさが重要である。ほとんどの高精細モニタは、19~21インチ程度であるのに対して、製品のラインアップの豊富な汎用モニタから、22インチや24インチを選択することが可能で、これらをポートレイト表示で使用することで、医用画像参照が容易になる。天沼准教授の「大きさと金額が重要です。」という言葉にFVT製品は対応している。 FVT DELL SETについて 群馬大学医学部附属病院では、既存の参照用端末に接続されている2台の17インチ汎用カラーモニタのうち、1台をFVT DELLSETに置き換えた構成となっている(図1参照)。今回FVT DELL SETのモニタとして導入したのは、DELLの22インチワイドで、1.8メガピクセルまでの表示が可能な汎用液晶カラーモニタ(2208WFP)である。ポートレイト表示が可能なこのモニタは、FVT200との組合わせて、参照レベルを超えた医療画像表示が可能となっている。また、FVT製品では、カラーモニタが使用されているため、モノクロ画像だけでなくカラー画像の参照にも使用できる。特にCTやMRIなどのモダリティからのデータによる彩色された3次元表示やカメラ画像表示、さらには一般アプリケーションなどの使用も想定されるため、カラー画像表示が同一モニタ上で行えることのメリットは大きい。 大画面セットは明るい ではICUに設置されたFVT大画面セット(LumiImager)はどうだったのか。ICUでは定期的に行われる医師のカンファレンスでの医用画像参照用モニタとして使用している。大型液晶モニタの高輝度特性を評価している。全てキャリブレーション済で出荷されるFVT大画面セットは、確実なDICOM表示をICUでも行えるようにした。 今後の展望 予算内で72台のデジタル表示端末を導入し、院内の医用画像参照環境を強化した群馬大学医学部附属病院。今後は、さらに参照環境の改善を進めて行く上で医用画像表示に対応した端末を増やしてゆく計画である。「今後の導入についても最新のモニタとの組合せによるFVT SETを評価することになるでしょう。」とのことである。同病院の導入事例は、参照環境の改善という意味で、リアルビジョンの医用画像表示ソリューションの適用例として参考にしたい。 放射線部 准教授 天沼誠氏 天沼准教授に導入後約一年を経てのFVT製品に対する印象を伺った。 -FVT製品を使用しての問題点は? 「外来の医師からFVTに関して品質に関する問題は一切聞いていません。あらかじめ評価段階での確認を取ってから導入に至ったこともあります。使用上の違和感はありませんし、表示輝度にも満足しているようです。製品不良に関しても今までのところ大丈夫です。」 -高精細モニタと比較してどうか? 「運用面での差は、特に感じておらず、参照用ではなく、読影用の端末としてもほとんど問題ないのではないでしょうか。一般X線写真(CR)を見る機会の多い呼吸器や整形では、FVT SETでは診断用には不足であるという先生もいますが、アナログ(フィルム)からデジタル(フィルムレス)になったことにより、ウインドウレベリングなど濃淡の処理がモニタ上のデジタル処理で可能となり、このため2Mピクセル程度の表示解像度でも、現実的にはほとんど困ることはなく、充分な診断ができるようになってきました。」画像診断の増加、特にCT、MRIなどを使用した検査の増加は、参照する画像の数が急速に増大し、効率的な参照はデジタル化(フィルムレス)に頼らざるを得ない。今までのシャーカステン+フィルムの組合せには利点も多かったが、比較的低解像度の画像を大量に吐き出すモダリティには対応できなくなっている。このような環境では、参照用の充分な台数の画像端末を用意し利用することが効率化のポイントとなり、その意味では同病院の導入事例は、デジタル化の流れにそったものであると言える。天沼准教授も「今後ますますCTやMRIによる診断の重要度は高まると思われます。これらのモダリティでは、CRなどと比べて高解像度や高輝度は必要がなく、2M程度の解像度で一定の表示品質が保たれていれば問題はありません。」と述べている。余談ではあるが、天沼准教授は、個人的にもFVT200を購入され、院内の居室で画像参照に使用されている(写真1)。 これが「FVT200」だ! 汎用ディスプレイのガンマ2.2をDICOMガンマカーブに変換することで、高精細な画像を表示。コンパクトで診察室の机上にもすっきり配置できる。USBで接続も簡単。


岐阜社会保険病院

岐阜社会保険病院は、健康保険制度の普及を目的として、昭和21年5月に健康保険土田病院として開設されました。その後健康保険東濃病院、岐阜社会保険病院と改称され、可児市内における市民病院的な役割を担う病院として現在に至っています。その間に健康管理センター、介護老人保健施設を併設し、「保険予防・医療・福祉」と包括的医療が提供できる地域の基幹病院をめざし、きめの細かい医療サービスの提供に努力しています。病床数250床、18科の規模の病院であり、外来数、手術件数、心臓カテーテル件数等は病床数に比較して多く、また集中治療室もあり、侵襲の大きな手術後の患者やその他の重症患者を治療、管理しています。医療、保健予防、福祉サービスの総合医療施設として地域に貢献しています。 ◎名 称: 岐阜社会保険病院 ◎所在地: 岐阜県可児市土田1221番地5 ◎開設者: 社団法人全国社会保険協会連合会 ◎病院長: 岸田 喜彦 ◎創 立: 昭和21年5月 ◎診療科: 18診療科 ◎病床数: 250床 ◎サイト: gifushaho-hp.com 導入した表示装置の構成 ・FVT200-24インチワイドモニタ(DELL社製U2410)セット34台 ・FVT250-42インチ大画面モニタ(三菱電機社製MDT421S)セット6台 ・WIDE社製2Mモノクロ高精細モニタ(IF2002MP)20台 合計60台 岐阜社会保険病院は、地域医療の中核を担う病院として、開設以来60年以上の歩みを続けてきた。18診療科、250床の病棟の他に、健康管理センターや介護施設、訪問介護ステーションを併設した、地域の基幹病院としての重要な機能を果たしている。今回の機器導入は、フィルムレス化の一環として行われたものであるが、合計60台の表示装置を新たに導入したことにより、病院内の全ての必要な箇所でデジタル医用画像の参照が可能となった。今回リアルビジョンの表示のソリューションに関して、伊藤副院長をはじめ、放射線部や企画情報室の方々に導入しての印象や課題を伺った。 導入の経緯は 今年2月(平成22年)の電子カルテの導入に併せて、フィルムレス化に伴う、医用画像参照システムの充実を図るため、新たに上記の表示装置を導入した。予算内で最大のモニタ台数を確保することを目標として機種選定に入ったが、その過程で当社の製品群がクローズアップされた。ブランドイメージはこだわらなかったことと、コストパフォーマンスが優れていたことにより、評価を行う段階に進められた。評価に関しては、企画情報室の主催による院内でのデモ会を行い、医師および放射線技師の方々が、他社製品を含めて評価を行った。リアルビジョン製品の評価結果は、極めて良好であり、最終的な導入に至った。結果として「充分な台数の表示装置の確保ができた(伊藤副院長)」。 ここで使用されています 今回の表示装置は、病院内で画像参照が必要な部門全てに設置。WIDE社の2Mモノクロ高精細モニタ(20台)は、読影室と診察室の一部に設置。モノクロ高精細モニタは、呼吸器や整形などの特に高輝度表示が重要な診療科の医師からの要望に基づいている。FVT DELL SET(34セット)は、診察室とナースステーションに設置されており参照用として使用。大画面セット(6セット)は、6カ所ある手術室全てに設置。パソコンも搭載できる専用キャスターを使用しており、移動も容易(最下段写真)。 FVT製品の利点は FVT製品の利点は、まずそのコストパフォーマンスの高さにある。参照用端末にしても、大画面モニタにしても、それにより導入台数を増やせる意義は大きい。岐阜社会保険病院においても当初の計画では、2Mモノクロ高精細モニタと1Mカラー参照用モニタを合計30台程度導入予定であったが、最終的には、高精細、参照用を併せた台数は、倍近い54台を導入することができ、さらに全ての手術室に42インチ大画面モニタを設置することもできた。 また、FVT製品では、モニタの劣化時(バックライトの経年変化など)にモニタだけの交換で対応できる他、常に最新の性能及び機能を持ったモニタを利用できることも利点である。 FVT DELL SETは画面が大きい! 今回FVT DELL SETのモニタとして導入したのは、DELLの24インチワイドで、2.3メガピクセルまでの表示が可能な汎用液晶モニタ(U2410)である。IPSパネルを使用し、ポートレイト表示が可能なこのモニタは、FVT200との組合わせて、参照レベルを超えた医用画像表示が可能となる。特に評価が高いのがその大きさである。 24インチのモニタをポートレイト表示で使用することにより、通常の高精細モニタよりも大きな画面での参照ができるのは、使用者にとって大きな魅力となっている。実際にほとんどの高精細モニタは、20インチ前後であり、手術室用モニタなどを除いて24インチワイドの製品はない。また、FVT製品では、カラーモニタが使用されているため、モノクロ画像だけでなくカラー画像の参照にも使用できる。特にCTやMRIなどのモダリティからのデータによる彩色された3次元表示やカメラ画像表示、さらには一般アプリケーションなどの使用も想定されるため、カラー画像表示が同一モニタ上で行えることのメリットは大きい。 WIDEモニタについて 今回、2Mモノクロ高精細モニタは、読影室での診断用途や、高輝度表示が求められる呼吸器や、整形の診療室にも導入された。一般X線写真の参照時に、最大輝度領域でのウインドウレベリングを行った時などにその性能が発揮される。 WIDE社の高精細モニタは、ワールドワイドでの実績の通り、高精細モニタとしての機能を充分に果たしている。このように岐阜社会保険病院では、それぞれの医師のニーズや、用途、モダリティの種類により高精細モニタが選択され使用されている。 大画面セットは明るい では全ての手術室に設置されたFVT大画面セット(LumiImager)はどうだったのか。「輝度が高い表示が実現できており、評判はすごくいい(伊藤副院長)」と言われるように、大型液晶モニタの高輝度特性を評価している。全てキャリブレーション済で出荷されるFVT大画面セットは、確実なDICOM表示を手術室でも行えるようにした。 副院長 伊藤貴彦氏 伊藤副院長にFVT製品に対する印象を伺った。 伊藤副院長によれば、「デジタル化したことのメリットは、大きかった。例えばデジタル画像を複数の医師で共有して参照することができるようになった。電話などを使えば院内の離れた場所でも、同一の画像を参照、検討することも可能になり効率も良い。」また、岐阜社会保険病院では、既に高速マルチヘリカルCT(64スライス)を導入しており、短時間で最高レベルの検査を提供している。これに伴い周辺病院からの検査にも対応するなど、CTの検査件数が増えているが、今回のデジタル化により、最新モダリティに対応した画像参照環境も完備されたことになる。画像診断の増加、特にCT、MRIなどを使用した検査の増加は、参照する画像の数が急速に増大し、効率的な参照はデジタル化に頼らざるを得ない。今までのシャーカステン+フィルムの組合せには利点も多かったが、低解像度の画像を大量に吐き出すモダリティには対応できなくなっている。このような環境では、参照用の充分な台数の画像端末を用意し、利用することが必要で、その意味では岐阜社会保険病院の導入事例は、デジタル化の流れにそったものであると言える。 WIDE社の高精細モニタ (←左写真:手術室内) LumiImager:大画面セット


日本海員掖済会長崎病院

掖済会長崎病院は1902年に創立し100年以上の歴史を持つ病院です。所在地の樺島町は長崎港に近く、長崎くんちの出し物「コッコデショ」の踊町として有名です。長年「船員さんの病院」として親しまれてきましたが、現在は船員及びその家族の皆様はもとより、地域住民の皆様にも広く親しまれるようになっています。今後も地域の皆様の健康、社会福祉に貢献すべく、より一層医療の充実を図ってまいります。 ◎名 称:日本海員掖済会長崎病院 ◎所在地:長崎県長崎市樺島町5-16 ◎開設者:社団法人 日本海員掖済会 ◎病院長:松尾 罣 ◎創 立:明治35年11月 ◎診療科:27診療科 ◎病床数:158床 ◎サイト:http://ekisaikai-nagasaki.jp 導入した表示装置の構成 ・ FVT200-24インチワイドモニタ(日本HP社製ZR24w)セット20台 ・ FVT250-42インチ大画面モニタ(三菱電機製MDT421S)セット3台 ・ ソフトウエア:LumiCal Advanced Client、LumiView 掖済会長崎病院は、長崎市の中心部、長崎港近くに立地する中規模病院であり、船員のための医療機関として100年以上の歴史がある。現在は地域の医療機関としての役割も果たしており、27診療科158床で運営されている。 導入の経緯は 2年前(平成20年)の電子画像管理加算の変更に伴い、放射線部としてフィルムレス化の希望を出してきた。さらに今年になりDPC参入が決定したことにより、春頃からフィルムレス化への実際の取り組みを開始し、7月から稼働を開始した。導入については、放射線部に任せられていた。放射線部では、今後の運用に関してモニタ管理を重視していた。「国の定める電子保存の指針」に従ったフィルムレス化を行おうとすると、選択肢はあまり無く、国内大手メーカーの製品を想定したが、予算の面で課題があった。この時点でインターネット等で以前から名前は知っていた 当社に相談をすることにした。検討に際して医師が一番重要視していたのは、モニタの表示輝度であり、特に呼吸器や整形外科での一般X線写真の参照に関して、医用高精細モニタとの差が懸念されていた。モニタ管理や表示輝度を念頭に置いてFVTセットのデモンストレーションを実施し、医師の方々の確認を得た上で導入に踏み切ることが出来た。 ここで使用されています 今回導入された表示装置は、病院内でデジタル医用画像参照が必要な部門全てに設置されている。基本的に全てのデジタル医用画像を今回導入したモニタで表示しており、確認が必要な場合のみ放射線部に設置された高精細モニタを使用している。これは、呼吸器科や整形外科などでも同様である。FVT HP SET(20セット)は、全ての診察室と一部の手術室にも設置されている。大画面セット(3セット)は、手術室と看護ステーションに設置されている。手術室での設置には、パソコンも搭載できる専用キャスターを使用しており、移動も容易にできる。 FVT製品の利点は 今回の導入で重要だったのは、モニタ管理機能と、表示輝度だった。FVT HP SETには、標準でモニタ管理ソフト(LumiCal Advanced Client)が付属しており、JESRA準拠のモニタ管理が出来る。輝度キャリブレーションから運用のための各種試験を行い、ログを残すことで、診断及び参照のための「正しいデジタル医用画像表示」を実現することが可能である。 また、今回導入した日本HP社製の24インチワイド液晶モニタは、デフォルトの輝度値が比較的高く、輝度キャリブレーション後には、350カンデラ以上の表示輝度を実現している。三菱電機製の42インチ大型液晶モニタも700カンデラの表示輝度を実現しており、いずれも医用高精細モニタに迫る性能となってきている。 FVT HP SETは24インチワイド! 今回FVT HP SETのモニタとして導入したのは、日本HP社製の24インチワイドで、2.3メガピクセルまでの表示が可能な汎用液晶モニタ(ZR24w)である。液晶パネルは、広視野角のIPS方式である。特に評価が高いのがその大きさである。24インチワイドのモニタを使用することにより、通常の高精細モニタよりも大きな画面での参照ができるのは、使用者にとって大きな魅力となっている。24インチワイドモニタを縦表示で使用すると、従来のフィルムより大きなサイズで表示できるし、横表示での使用でも、2枚の画像の表示に耐えられる。 コストパフォーマンスでは、24インチワイドモニタで、国内大手メーカーに価格・性能ともに上回っているとの評価を頂いている。その時々での最新の汎用モニタを使用することが可能なFVT製品では、モニタの劣化時(バックライトの経年変化など)にモニタだけの交換で対応でき、常に最新モニタの性能及び機能を利用できることも利点である。 大画面セットは大変重宝 FVT大画面セットは、1台は手術室の一つに、2台は病棟に設置してある。「カンファレンス用としては大変重宝している。 特に患者さんへの説明に有効である。42インチを導入したがもっと大きくても良かったかもしれない(熊谷副病院長談)。」手術室での使用に際しては、大きな画面サイズによる手術中の可視性の高さ、表示輝度の高さ、そして画像を次々と参照可能な使い易さで、手術をサポートする。 モニタ管理機能を重視 同病院の放射線部では、デジタル医用画像の表示の品質管理に非常に前向きに取り組もうとしている。医療用モニタの輝度キャリブレーションを含むモニタ管理については、モニタメーカー間でもサポートが限られる。その点FVTシリーズには、モニタ管理ソフトが標準添付されており、容易に適切な医用画像の表示品質を維持することが出来る。FVTシリーズでは、汎用のPCモニタや大型液晶モニタを使用するため、それらをDICOM対応にする必要があり、輝度キャリブレーションは特に重要である。オプションのネットワーク管理ツールと併せて使用することにより、病院内のネットワークに接続された全てのモニタを管理することも可能となる。これらのツールを利用して、同病院では、モニタの管理を強化し、デジタル医用画像参照における、品質や一貫性を担保してゆく考えである。 副院長 熊谷謙治氏 ◎整形外科 病院の方々にFVT製品に対する印象を伺った。 放射線部で今回の導入をまとめた西村主任技師からコメントを頂いている。「予算内で収まり、当初計画していたより台数も増やせた。当初予定していた21インチのモニタサイズを24インチワイドにできたばかりでなく、手術室用については、当初予定の21インチが、42インチの大画面モニタにすることができた。また、FVTにはモニタ管理ソフトも標準添付のため、キャリブレーションセンサーの追加だけで、すべてのモニタ品質管理ができるのもありがたい。さらに、日本HP 社の24インチワイドモニタには、3年間保証が提供されているため、不良が発生した場合もオンサイトサービスが利用でき、手間もかからず安心である。導入に際して、医師よりモニタ輝度についての懸念があったが、必要に応じて画像条件を変えて観察ができるため、これまでのところ問題なく運用できている。 何よりも、撮影終了後、フィルム搬送を待たずに診察室や病室で画像参照が可能となり、簡単に過去画像との比較表示や、関心領域を任意に拡大したり、明るさやコントラストを変えたり、画像処理条件を変更したりして観察ができるようになったことの利点は大きい。FVTセットの導入は、当院のような中規模病院にとって費用対効果からも、臨床、業務、経営の三面で非常に有用であり、最良の選択であった。」また、副病院長である整形外科の熊谷医師からは、「全般的に画面が大きくて綺麗に見える。手術室及び病棟に設置した大画面モニタは大変重宝している。看護師への教育にも役立てられる。表示端末は数がないと話にならないが、充分な台数が確保でき、救急外来でも診察室でも病棟でも手術室でも同じ画質の画像を参照できるようになって大変便利である。」との評価を頂いている。 これが「FVT200」だ! 汎用ディスプレイのガンマ2.2をDICOMガンマカーブに変換することで、高精細な画像を表示。写真からも分かるとおり、コンパクトで診察室の机上にもすっきり配置できる。USBで接続も簡単。